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 Ayalist 2009年8月の日記(後半) 

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8月16日 ダンナの実家へお墓参り、ぐらいしか外出していないんですが。

  お盆休みも今日で終わり。みゃあ。

8月17日

掲示板[3150]にて情報をいただきました、「図書館教育ニュース」(1177号(2009年5月8日発行)“「読者をびっくりさせたい」新本格推理小説「館シリーズ」でおなじみ、綾辻行人さん”)。問い合わせたところ、原則として個人への少量部数の配布は行っていないそうです、残念。

『弁護側の証人』未読の方は読まないようにね(私も未読です、買ってはあるけど)、日経新聞の読書欄で壮絶なネタバレ紹介(ミステリな備忘ログ)。

第二回MYSDOKU、課題図書は初野晴さんの『1/2の騎士 harujion』だそうです。日程などの詳細はこちらに。うわ、20日だったら出られたのになあ‥(新宿で猫森集会)。

8月18日

9月12日(土)から、コロンボの旧シリーズ放送再開。さらに、10月からはBS2でもコロンボが見られるようになるそうです。新シリーズ、録画はしてある(と思う)のですが、二ヶ月分ぐらいたまってるぞ(汗)。旧シリーズが始まる前に消化しておかなくちゃ。

英訳出版してもらいたい作品のベスト10(杉江松恋は反省しる!)。英訳、そりゃあもう綾辻作品を、ぜひぜひ。相手に受け入れられる文化かどうか、杉江さんはとても気を遣って選んでおられるようだけど(まあ当然ですが)、例えば自分が海外ミステリを読むとき(滅多にありませんが)って、どこの国の話かとか文化の違いとか、意外と頓着せずに読んじゃってるよ。ハンデは、登場人物のカタカナ名を覚えられないことぐらい(笑)。なので、まずとりあえず一冊翻訳して、好評だったらどんどん次を‥というように、最初の垣根を低くしてもらえると嬉しいなー。

TRICK+TRAP 金沢ミステリツアー。うわあ、行きたいけど、10月はもしかしたらサイン会があるかもしれないし‥。

同じく「パン屋のないベイカーストリート」より、台湾の島田荘司展。海を越えても大活躍、島田さんすごいなあ。taipeimonochromeさんのブログ経由で見つけた、台湾のサイトはこちら

「探偵Xからの挑戦状!」、「2」がいずれあることや、DVD発売の情報はすでに掲示板でいただきましたが、文庫になるって情報はあったっけ? 折原さんの日記(8/17)に書かれていました。

8月19日 最近読んだ本の中から、一部をご紹介。

『サクリファイス』 2007年の話題作。いきなり衝撃的な場面から始まるのもミステリアスだし、最後まで読むと、あるひとりの人物像がくっきり浮かび上がってきて、戦慄すら覚えました。続編もあるらしいので、期待。
『夜の朝顔』 豊島さんはタイムマシンを持っているに違いない(笑)。あの頃のあの風景、あの気持ちを、まさに今見ているみたいに書けるのがすごいよなあ。
『鼻』 表題作にやられた。そういう話だったのかー(でも完全に理解したのは解説を読んだ後(汗))。
『竜巻ガール』 小説推理新人賞受賞作、でもちっともミステリっぽくなかったなあ(笑)。同じ賞を受賞した湊かなえさんがあれだけ話題になるのなら、こっちももうちょっと注目されてもいいのに。少々とうのたった女性一人称で書かれた後半の二篇が特に良かった。
『天使の歩廊』 西洋館や建築がらみの話と聞いていたので、楽しみにしてた一冊。新人とは思えない筆運びのまろやかさ、時代考証の確かさに、感服。ファンタジー部分にもう少し骨があると、もっと良かったな。この調子で、ミステリも書いてくれないかしら。

    

おっとこれは見逃してた、ファンタジーノベル大賞、今年は大賞が二作も出たんですね

8月20日 

注文していた「銀座百点」が届きました。これって銀座の加盟店に行くと無料で配布されてるんだよね、にしてはずいぶん紙質が良くて(広告がオールカラー)、思っていたのより立派な冊子でちとびっくり。掲載されている綾辻さんのエッセイは「とても恐ろしい経験」。三ページにわたって書かれています。銀座で遭遇した恐ろしいなにか‥のオチは最後にあるのですが、ページのほとんどはいわゆる「綾辻怪談理論」について。あまりに恐ろしい出来事に遭遇すると、精神の均衡を保つために“それ”を忘れてしまおうと自己防衛が働くのでは、という例の説です(去年の「怪談の宴」でもこのことについて語られた模様)。私はこの説、『竜の眠る星』(by 清水玲子)のエレナを思い出しますね(ぜんぜん怪談じゃないけど)。いやあ、あの最終巻は切なさ200%だったなあ。

怪談と云えば。第七回bk1怪談大賞の結果が発表になりました

8月21日 明日は、乙一脚本(共同で)のアニメ映画を鑑賞予定。

米澤穂信さん『追想五断章』刊行記念サイン会開催。9月1日(火)18:30から、 三省堂書店有楽町店 1階特設会場にて。要整理券、電話予約可。当日の写真撮影は不可。問い合わせ先は、03-5222-1200(代)。
新刊刊行に合わせて、「小説すばる」「青春と読書」にインタビュー記事などが掲載されています。

8月22日 昨日は、第141回芥川賞・直木賞の贈呈式。え、出席者1300人!

8月23日 戸川さんが芥川賞・直木賞贈呈式について書かれていますが、ええと、『容疑者Xの献身』はやっぱり本格ではないと?(笑)

8月24日 感想ブログにインデックスを作ったり、100冊読書カレンダーに書き込んだり、ちまちま作業。

8月25日 夏休み終盤、「宿題がぜんぜん終わらないよ〜」と云いつつ遊んでばかりの次男を尻目に、がんがん読書。

大森さんの日記本の表紙。綾辻さんの名前を探すも、老眼にはツラい(笑、下の「本書に登場する人物だいたい一覧」では見つかりました)。

「オール讀物」の直木賞選評、いやはや、ジュンちゃんこと渡辺淳一さんの評は、はっきりいってヒドいですなあ。各作品にまっったく言及していないので、短いのなんのって。これで選考料100万円かよ、ぼったくりじゃん、自身の小説観に合わないなら合わないなりに、きちんと選考過程を書いて後輩作家に示すべきではないのでしょうか。

8月26日 

作家の読書道「北山猛邦さん」。お写真は初めて見た気がします。素直な受け答えで、好青年って感じですね。でもひとつツッコミ、四人集まったら「鼎談」とは云わないと思うよ。

桜庭さんのブログの「これ」をクリックして、びっくり。どんだけくたびれたお顔をしてたんでしょうか(笑)。

8月27日 時おりやってる「この装幀が気になるぞ」コーナー。今回は文庫編です〜、どんどんぱふぱふ。

こちらのニュース記事にもなってる、「ジャケ買い」狙いの新表紙。太宰治『人間失格』を小畑健さんのイラストにしたらすごく売れた、ってのが始まりだったのかな。で、今やこんなにいっぱい写真やらイラストやら(笑)。
集英社 角川 ぶんか社 新潮
ものすご〜〜く個人的な感想ですが、集英社文庫の人気漫画家シリーズは、特に今年のものはハッチャケすぎてあんまり好みじゃないです。新潮文庫の色だけってのも、ぜんぜんつまんない。梅佳代さんの写真は、横向きが斬新って思ったけど、なんでこの本にこの写真かってのがよく分からない。AKB48は、意外と好き(笑)。個人個人はそれほどメジャーってわけじゃないから(失礼な)、表紙にしたとき押し付けがましさがないっていうか。これが松山ケンイチの表紙となると、うーん、イマイチ。

さて、こちらは記事にはなっていないようですが、講談社文庫の東野圭吾さんの著作、表紙が一部変わりましたね。
    こっちは古いもの 
『卒業』は、副題の“雪月花殺人ゲーム”が書いてなかったんで、一瞬新刊かと思っちゃったよ。

で、実はこれが一番書きたかった(笑)、幻冬舎文庫の道尾秀介さん『背の眼』。これまた表紙が前と変わってて、高松和樹さんのイラストがすっごく不気味でいいんだわ。
  古いのは 

8月28〜30日 子どもの夏休みも終盤、ばたばた忙しく、でも選挙はちゃんと行ったよ。

昨年の八月は、散香に乗ったクサナギと共に空に昇りっぱなしの夏でした(笑)。で、今夏はなんと、ラノベにハマってシリーズ11冊(!)読破。謎解きや、ちょっとしたミスディレクションなど、ミステリ風味もある“文学少女”シリーズです。本編はすでに完結しましたが、短編や外伝はもう少し続く模様。来年のアニメ化‥はそれほど期待してないけれど。

8月31日 

今日から子どもたちの学校が始まりまして、ようやく自分の時間がっ。で、描いてみたのが↓これ<もう少し有効に時間を使おうよ自分(笑)。

 文学少女おばさん。

残念ながら、遠子先輩も著者の野村美月さんも怖い話は苦手なんだそうで、上のような場面が見られる確率は低そうです。唯一、『〜慟哭の巡礼者』にラヴクラフトについて語る遠子先輩が出てくるのよね、あれはよかったなあ。

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