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 Ayalist 2010年5月の日記(前半) 

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5月1日 5月の綾辻さん。

TRICK×LOGICが出るといいねえ。いまだに発売日の情報なし。
上旬 本格ミステリ作家クラブ 今月の本格トピックス「執行会議メンバー・今月の一言」
8日(土)「近代麻雀オリジナル」巻頭カラー企画「キンオリ勝負師10人に聞く何切る?」寄稿
15日(土) 第10回本格ミステリ大賞 公開開票式  あと、横溝正史ミステリ大賞の選評は‥いつ出るのかな。
さあ!今月は、第10回本格ミステリ大賞が決定します。綾辻さんは、小説部門で『Another』が、評論研究部門で『ミステリ・ジョッキー(2)』がダブルでノミネート。特に小説部門はかなりいい線行くのではないかと、個人的には思ってます。参加される皆さま、ツイッターでの実況、どうぞよろしく(^^)。ところで、二階堂さん折原さんの日記によると、本格ミステリ作家クラブ10周年の企画その1『作家自身が自作をガイド! 本格ミステリ・ブックガイド(仮)』が動いているようですね。あと2つの企画「本格ミステリ大賞全選評 記念本」「書き下ろしアンソロジー短篇集」はどうなっているのかな。

ツイッター発の大ベストセラー本を作ろう1!。秘密結社?ツイッター上で大っぴらにやってる時点で、秘密でもなんでもない気がしますが、『弥勒の掌』は、近所の小さい、レンタル屋と一緒になってるような本屋でも、いまだに平積みになってたりしますからねえ。効果大と見た。

『道徳という名の少年』刊行記念 桜庭一樹さんトーク&サイン会。ゲストが道尾秀介さんです。5月14日(金)19:00〜、ジュンク堂池袋本店にて。サイン会は20:00〜(桜庭さんのみ)。詳しくはこちら。トークセッションは申込制です。

背景は「三日月の女神」。イヤな目つきというと「黄金仮面」を連想したんですが、どうかな。

5月2日 

綾辻行人『人形館の殺人〈新装改訂版〉』(講談社文庫)、夏頃発売!  情報元は、「小説推理」6月号掲載の喜国さんのエッセイ「本棚探偵 最後の挨拶」。表紙絵が楽しみ〜。あとがきも楽しみ〜。解説はどなたかな。ちなみに、喜国さんの暗黒館私家版は、まだできていないそうです。

あ、読売新聞の「本よみうり堂」文庫欄に、『川に死体のある風景』が取り上げられています。わあい。

5月3日 思わぬ場所で綾辻さんの後輩たちを見かけて、テンションが上がる(笑)。

星新一展は京王線「芦花公園」駅近く、アガサ・クリスティー展は東京駅近く、ううむどれかは見たいなあ。

ああ、新しい「てのひら怪談」も出るんだ。楽しみー。

5月4日 

今日は次男と水族館へ。初めて見たサメのたまごにびっくり。体験コーナーでは、ガラ・ルファ クリニック(ドクターフィッシュってやつか?)に初挑戦。横に並んでる子どもたちの手はそんなでもないのに、私の手には黒々と大量の魚が群がる群がる。そ、そんなに角質だらけですかいっ(笑)。

正式なアナウンスがあってから書こうと思ってたんですが、こんな記事があります、「ミステリーランドが今年中に終了するそうです」。元ネタは篠田真由美さんの日記なのですが、本当だとしたら寂しいことこの上なし。紙っくらい、何でもいいじゃん!‥てな適当精神じゃイカんですかね。せめて、公式ページの「以下続刊」に名前の載っている、我孫子武丸さん、井上雅彦さん、井上夢人さん、恩田陸さん、京極夏彦さんの作品は、なんとしても本の形にして残してほしい。宴はまだまだ続いてほしいぞ。

5月5日 早川さんがどうにも見つからず、結局ネット上でポチッ。

さあ!締切まであと一週間です。既に読み終わったあなたはもちろん、そこのあなたもそこのあなたも、候補五作読んで、インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞2010に参加しよう! ちなみに候補作は、
 綾辻行人『Another』
 米澤穂信『追想五断章』
 深水黎一郎『花窗玻璃』
 歌野晶午『密室殺人ゲーム2.0』
 三津田信三『水魑の如く沈むもの』
      
あと、評論・研究部門に『ミステリ・ジョッキー(2)』がノミネートされているので、そちらもぜひぜひ。

てっきり連休明けに発売なのかと思いきや、もう出てたのか、「ヤングエース」。明日買いに行きます‥。

5月6日 

「ヤングエース」買ってきました。綾波のフィギュアは別にいらないんだけどなあ。著者の言葉が載ってるページはないんでしょうか、ざっと見たけどよく分からないやー。

『今日の早川さん(3)』が届きました。かるたの「変な人ねという陰口すらも心地よい」が一番のお気に入りって、どうよ(笑)。CDはいつ、来るかなー。

5月7日 

みほろ「予想通りの片桐仁だったね、二十面相は。髪型で分かっちゃう俳優さんってのも、そうはいないよね。小池里奈は、初回は固かったけど、だんだんノリがよくなってきて、こないだの看護婦ゾンビはなかなかツボだったなあ」 殺っちゃん「ふーん。でも、「三代目明智小五郎」は見終わるとすぐ消しちゃうけど、「けいおん!!」はDVDに焼いてるんだ」 み「えーだって、女の子がわらわら出てきて、かわいいじゃん」 殺「毎週熱心に「聖地巡礼の旅」のページもチェックしてるよね」 み「いーのっ。だって、場所が場所なんだもーん」
‥という余計な話は置いといて、読書のスピードを上げないと、締切に間に合わなくなりますよ、自分。

5月8日 

「森の仲間たち」(イノミス)を読んで思い出したこと。『きつねのおふろ』という絵本がありまして、子ども向けですけど、きつねがちゃんと鳥やウサギを食べようとします。でも悪者じゃありません。ある意味新鮮でした。
 

5月9日 

最近、こちらの日記で本の感想をあまり書いていませんでした。個々のは「ちょうどいい焼き加減だ」を見てもらうとして、今年読んだ本の中から、二冊ほどご紹介しておこうかな。

桜庭一樹『少年になり、本を買うのだ』(創元推理文庫)
こういう、「ものすごーーく好きなもののことを、いかにも楽しげに書いている」「けど、押し付けがましくない」“オタク”エッセイや小説、大好きなんですよね。長い時間かけて、ちょっとずつ読んでいたんだけど、読んでいる間はほんと、幸せ〜でした。同ジャンル(?)の本、他にもぱっと思いつくものを挙げると、『本棚探偵の冒険』『ちゃれんじ?』『鉄塔 武蔵野線』「キング・タイガー」などなど。
        

太田忠司『星町の物語』(理論社)
「これは、内容といい装幀といい、まさしく私のための本だ!」「でもでも、私ひとりにとどめておくのは、もったいなさ過ぎる! ぜひ、多くの人に読んでもらいたいー」と強く思った一冊。もっとハートフルな物語、つまり、自分の趣味とは若干違う系統を想像してたんですが、ブラックあり、笑いもあり、とにかくバラエティーに富んだ内容で、文章も洗練されててすっごくよかったです。イラストも凝っててかわいいし。星新一を愛したすべての人たちに、そしてショートショートに馴染みのない若い人たちにも、猛烈にお薦めしたいなあ。単行本、厚さ1cmほどで1300円という、ほいっと買うにはちと敷居の高い本なので、こういうのこそぜひぜひ「本屋さん秘密結社」でプッシュしてほしいと思うんだけど、どうでしょう。
 
追記:装画を手がけられたYOUCHANさん、東京で個展開催。5月24〜29日、coffee & gallery ゑいじうにて。

5月10日 「近代麻雀オリジナル」を探したけれど見つからず。そうか、本屋よりコンビニに行けばよかったのかな。

作家になって十年経ったが、今でも読者として一番好きなのは本格ミステリである。私は、本格ミステリというのは、「説得」と「納得」の小説だと思っている。こじつけだ、詭弁だ、よくみると論理的でないと言われようとも、小説を読んだ時に読者がその中で「納得」し、「説得」されれば、その本格ミステリは成功しているのだ。そして、その「納得」に「驚嘆」が加わるようであれば、それは本格ミステリとして傑作だと言えるだろう。そんなミステリを求めて、今日も寝る前にそっとページを開く。(恩田陸『象と耳鳴り』文庫版あとがきより)──このフレーズの出典が思い出せずに、うんうんうなっていた一日でした。教えて下さった方、ありがとう!

5月11日 こんなん作りました。まだ続くかも。「本格ミステリ談義(2010年5月)」

で、上のリストにコメントする前に、水魑を読み終えよう自分!(半分は越えたぞ)

5月12日 

投票しました! いやあ、我ながら「大!どーん!でーん!返しー」な結末に。締切は13日です、五作読んだあなたもぜひ、参加しよう!

5月13日 

「TRICK×LOGIC」の続報がようやく来ました! シーズン1が7月22日発売予定、シーズン2が9月16日発売予定(まだ「予定」なのね。ふっ)。そして、公式サイトの「シナリオ/作家陣紹介」の項は未だに空欄‥ってどういうことじゃいゴルァ。

お、ちょっと前のニュースですが、今年の「うつのみやこども賞」は、はやみねかおるさんの『恐竜がくれた夏休み』に決定。はやみねさんはなんと、三回目の受賞です。おめでとうございます!

5月14日 わ、明日は寒そうだなあそうでもなかった、晴れてるぞ〜(15日追記)。

「これぞ推協賞」熱き選評(読売新聞)。4月23日の日記でツイッター実況を取り上げましたが、新聞記事にもなりました。これ、動画をぜひ見たいよなあ。

5月15日 本格ミステリ大賞、公開開票式に行ってまいりました。

結果は以下の通り。太字が受賞作です。
小説部門
『Another』綾辻行人(角川書店) 15票
『追想五断章』米澤穂信(集英社) 7票
『花窗玻璃』深水黎一郎(講談社) 8票
『密室殺人ゲーム2.0』歌野晶午(講談社) 16票
『水魑の如き沈むもの』三津田信三(原書房) 16票

評論・研究部門
『アジア本格リーグ』島田荘司選【出版企画に対して】(講談社) 4票
『英文学の地下水脈』小森健太朗(東京創元社) 10票
『戦前戦後異端文学論』谷口基(新典社) 11票
『都筑道夫ポケミス全解説』小森収編集(フリースタイル) 1票
『ミステリ・ジョッキー2』綾辻行人・有栖川有栖(講談社) 3票

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