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 Ayalist 2010年9月の日記(後半) 

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9月16日 TRICK×LOGICのSeason2が発売! 私のところにはまだ届きませんが、わくわく。

そして、本格ミステリ作家クラブ10周年記念の記念書籍がいよいよ発売に。
まずはこれ。『本格ミステリ大賞全選評』。光文社のページには今日発売と書いてあるので、すでに書店に並んでいるかも。あ、でも今月末や来月末のイベントに参加する予定の方たちは、会場となる書店で買ったほうがいいのかな。
内容は「最高の本格ミステリを、作家たち自身が、選ぶ。作家の矜持と、「本格ミステリ」の名にかけて。」「迫真の文学賞ドキュメント。私たちはどう考え、何に投票したのか。」な、なんかすごい煽り文句ですねえ(笑)。でも、この選評はホント、面白いですよ。誰が何に投票し、本格ミステリをどうとらえているのか、つぶさに分かりますからね。私は毎年、選評の載ってるジャーロを買ってたし、そもそも本格ミステリ作家クラブの公式HPに行けば、今なおWeb上で全選評が読めるわけですが、それでもこの本は買うよ。ふふふ。

でも‥今、第一回の選評のページを開いたら、うわあ、曾我佳城と凶笑面の作者は手の届かない遠くに行ってしまわれ、火蛾の作者はあれっきり書いてくれず、美濃牛の作者は元気ではいるものの小説を書いてくれず(笑)、壷中の天国の作者もちっとも書いてくれないと思ってたらなんと今月二冊も本が出るんでびっくりという。人生いろいろ。十年という歳月の重みをひしひしと感じました。

背景は「草の上」。おっと、この曲の題名をずっと「あおむけに」だと思っていました私(汗)。

9月17日 

今日は、兵庫県芦屋市で、綾辻さんの読書会があります! お、当選者がちらほら見受けられますね。この方この方この方この方。入場証と、「蒼白い女」の載った新聞をお忘れずに〜。そして、できれば掲示板に報告など書いていただけるとありがたいです。

TRICK×LOGICに関する記事を見つけました。内容は既出ですが、写真が大きいのでご紹介。「PSP用“ヒラメキ発見ミステリ・ノベル”「TRICK×LOGIC」の推理力検定試験 ナゾトキ模擬試験に参加してきた」「我孫子武丸氏など有名作家3名も登場『TRICK×LOGIC』模擬試験に挑戦」。黒板の「TRICK×LOGIC」の文字は、チョークで書いたんですかね?すごいなあ<ヘンなところで感心(笑)。

もひとつ見つけた記事。「本学卒業生の作家綾辻行人氏が総長を訪問されました。」。これが載った京大広報はこちら(PDF)。

9月18日 

「「蒼白い女」実体験から着想、綾辻行人さん「読書サロン」」(読売新聞)。会場限定の話が多かったようですが、『奇面館の殺人』の情報もだいぶあったようですね。行かれた方の感想をTwitterから拾ってみると‥
執筆中の新作の設定をちらっと聞けて、得した気分で帰宅。うーむ綾辻サービス良すぎる。次回作のさわりまで話してくれた。後出ししない努力が本格派ミステリーを生む、と綾辻行人さんは仰っていました。今日は「蒼白い女」の読書会から、内緒話まで盛り沢山でした。ブログやTwitterに流さないでね〜と前置きしてバラしてくれた話もありでした(笑)

9月19日 

「写真集の帯ですね、謂っていいですか?綾辻さんと恋月姫さんとPEACH-PITさんでした。」 ええと、写真集の帯の推薦文ってことかな? 写真集はこれでしょうか、宝野アリカ『蜜薔薇、棘薔薇』。詳細が分かりましたらまたお知らせを。

Twitterで「綾辻bot」始めました。botとは名ばかり、手動なんですが、本の一文を時々つぶやいてます。ネタばらしはしませんのでご安心を。

9月20日 あ、「ナイト捜し」の作者だ

ミステリ表紙TL。怖い表紙というと、やっぱりひと昔前の横溝(角川文庫)かなあ。しかし、ジャガイモ城には笑った。

もひとつ。みんなわけも分からず参加しすぎ(笑、自分もだろうが)。「彼は残業だったので」TL

9月21日 「脆弱」という言葉がさらっと読めたのは、綾辻さんのお陰だ(小説に出てきたので)。

Twitterが「XSSの脆弱性を悪用」されたとかで、つぶやいてもいないのにマウスを動かしただけで変な真っ黒な投稿が。なんじゃこりゃ。というわけで昨晩はログオフしてました。いろんなことがあるのね。

「なまもの!」リニューアル。うわあ、白いよ黒くないよ! 書評がどんどん増えていくのを楽しみにしています。『Another』はお読みになったのかしら大矢さん‥。

わーい、紅葉さんの「よみうり芦屋サロン 綾辻さんの読書会レポ その壱」(「蒼白い女」の結末に触れていますので、不都合を感じられる方はご注意を)、「その弐」。ギリギリまで書いてくださって、ありがとう! へえ、「蒼白い女」前半は実話だったのかあ。そういえば、深泥丘のあるお話(照明器具の中に‥ってやつ)も、途中までは実話とおっしゃっていましたっけ。

「実業之日本社、文庫創刊」。Twitterでこのニュースを見かけたときは「へえ」ぐらいにしか思わなかったんですけど、「J-novel」で来月出る文庫のラインナップを見て、途端に色めき立った私。恩田陸さんの『いのちのパレード』が文庫になるのね!あの本、すっごく好きなんですよー。表紙も単行本と同じだ、わあい。

おお、『ミステリ・オールスターズ』の書影が出ましたね。ところで私、『本格ミステリ大賞全選評』の本の実物を、未だ目にしておりません(涙)。栃木の書店には軒並み入荷せず。明日、最後の砦(?)である紀伊国屋書店(ここに置いてなかったら、もう探すところがない)を見てこようかな。もっとも、買うのは25日、梅田でなんだけどね。

9月22日 浩子さん人気投票の一位がドッペルだったらどうしよう!‥って別にそれでもいいんだけど。

行きましたよ宇都宮の紀伊國屋書店。選評本も自作ガイドもありませんでしたよ(号泣)。栃木に本格ファンはいないのかぁーーっ。

精米機が壊れました(涙)。といっても都会の方にはなんじゃらほいでしょうね。我が家は、ダンナの実家からお米をもらっているのですが、30kgの米袋に入った玄米の状態で来るので、それを精米しないと白米にならないのね。近所にはコイン精米機(10kg100円とかで精米してくれる)が至る所にあるのですが、30kgを担いでいくのはけっこう面倒。で、家で精米できるよう、何年か前に小型の精米機を買いました。ところがここ何ヶ月かは、途中で止まってしまうという不具合が。ついに今日、「ぷち」という音を最後に、電源すら入らなくなってしまいました。お米は毎日食べたいので、閉店間際の家電店に駆け込み、たいして種類もないから一瞬で選んで、購入。少しですけどマケてくれたし、なぜかタジン鍋をおまけにくれた店員さんありがとう。
というわけで、大阪行きのために下ろしたお金のうち26,000円が飛んでいきました。さあ困ったぞ(><。)。

水嶋ヒロって、よく考えると演技してるとこすら見たことないぞ私は。公開中の「BECK」は観ておくかなあ。だいぶ前ですけど、たまたま付けたテレビで都会の地下の特集(杉江松恋さんが好きそうな)をやってて、彼がゲストで出てたのね。ただのイケメンお兄ちゃんかと思いきや、けっこう的を射た適切なコメントをしてて、へぇ〜と感心した覚えが。作家になるんだそうで、がんばってください。

9月23日 

「本格ミステリ作家クラブ 10周年記念フェア」について、紀伊國屋書店梅田本店に電話で問い合わせてみました。
・大勢の作家さんが何組かに分かれて、トークショーが何回か行われる。
・その日の予定は、その日に決まるらしい。
・その場で本を買った人に、作家さんがサインをしてくださる。
・整理券は不要。
・終了予定時刻は、25日は19:00。(26日については訊くの忘れましたゴメン。戸川さんによると4時間って書いてあるので、18:00終了ってことかな?)なので、ぎりぎりに会場入りすると、 サインをいただけずに終わることもあり得る。
だそうです。あ、記念本にはたくさんの作家さんが参加してるけど、これ一冊買えばみんなにサインがいただけるのかなあ。訊くの忘れた(汗)。

9月24日 「ダリアの日」ですよ〜(^^)。

三つ首の鶴前川淳さんの作品ですが、こちらは足が生えてます(笑)。いや、本物の鶴にだって足はありますが、なんか笑えるなあ。

9月25日 行ってきました、大阪の「本格ミステリ作家クラブ10周年記念フェア」!

まず最初に。「『奇面館の殺人』は、(書けたのは)半分じゃありません、まだ四分の一です。訂正しておいてください」と、綾辻さんに直々に云われてしまいました。「粛々と書いている最中」だそうです。あと、『Another』の漫画版第一巻が来月発売、全四巻の予定だそうです。

明日行く方々へ。会場はけっこう狭いです(明日は少し改善されるかも)。椅子もほとんどなく、下手をすると四時間立ちっぱなしです。がんばりましょう。本は、本格ミステリ作家クラブの10周年企画本のどれかを買えば、参加したいろんな先生が書いてくださって、それこそ寄せ書き形式でサインが集まります。専用書棚には参加される作家さんの著作がずらっと並んでいるので(文庫もけっこうあります)、もちろんそれにいただくのもOKです。持ち込みは不可。でもサインするとき、整理券やレシートを見せるということはありませんでした(整理券自体がない)。まあ、買うとカバーを付けてくれるので、それを見て判断してたのかな。始まる前に本は買っておいたほうがいいでしょう。トークショーの会場はとにかく狭く、客席は椅子が九つ(!)。立ち見も、そのブースに入れるのは二十人弱といったところ。話自体は、部屋の外にもスピーカーがあるので、聴くことは出来ます。四時間ずっと全部の先生がいらっしゃるわけではないので(入れ替わり立ち替わり、メンバーが変わる)、見かけたらすぐにつかまえてサインをいただきましょう。先生は名札を付けていて、専用書棚に写真も掲示してありました。顔なじみでない作家さんの顔は、そこでチェック。サイン用の椅子と机は二カ所に二つずつ、計四つありましたし、店内のカウンタを使って書いてくださった方も。サインペンはお店が用意してくれました。普通のお客さんと作家さんと係の人と参加者と、入り乱れて誰がどれやら‥といっても、大きな混乱もなく、和気あいあいと無事に終了したので、良かったです。

イベントは、トークショーとサイン会。開始30分前に書店の人が「今、ようやく先生方が集まって、打ち合わせを始められました。誰が何をしゃべるかもこれから決まります。運営そのものがミステリーです(笑)」。とまあ、かなり緩い感じのイベントでした。終わりの挨拶でもどなたかが「大阪らしいイベントでした」と云ってましたっけ。
トークショーは、30分弱のものが四回(明日は違うかも。内容も違うかも)。第一回「『ミステリ・オールスターズについて』」(辻さん、北村さん、小森さん、汀さん、芦辺さん) 第二回「リレー小説「かえれないふたり」について」(綾辻さん、有栖川さん、光森さん、法月さん、西澤さん) 第三回「『ミステリ作家の自分でガイド』『本格ミステリ大賞全選評』について」(佳多山さん、近藤さん、岸田さん、門井さん、鏑木さん、光森さん) 第四回「京大ミス研の話」(綾辻さん、我孫子さん、法月さん、大山さん、麻耶さん、飛び入りで円居挽さん、森川智喜さん)予定では「TRICK×LOGICの話 なぜ法月綸太郎は参加しなかったのか?」だったんだけど、法月さんの来るのが遅れて、綾辻さんが「じゃあ有栖川さんに来てもらいましょうか(そのとき有栖川さんはサイン会中)、ここに法月さんが来たら京大ミス研話、有栖川さんが来たらトリロジ話」と云っているうちに法月さんが来て、京大ミス研話になったのでした。
予定表にない作家さんの飛び入りもあり(ただし関西方面の)。田中啓文さんを見かけたよ。今日も、店内のポスターに名前のない方がずいぶんいらしてましたし、明日も期待しましょう。綾辻さん、有栖川さんは「明日も来ます!」とおっしゃっていました。なんでも、安楽椅子探偵に関する話をするそうで。乞うご期待。

9月26日 我孫子さんのツイートより(背景が「ぷち」「ぴか」だあ)。

紀伊国屋イベントより帰還//場所は全然大量客を想定していないようなところで//豪華なサイン会ということでご容赦いただければ幸いです。
明日(もう今日ですが)は、売り場からは少し離れますが、広めの会場を用意して//京都勢は綾辻さんだけになってしまいますが、その分一人一人の話もたっぷり聞けるでしょう。
だそうです。今日、イベントに行かれる方々、楽しんで来てくださいね。

9月27日 来月30日の「本格ミステリ作家クラブ10周年記念イベント」、予約始まってます。先着120名です、急げ!

9月28日 「本格ミステリーの調べ〜乾くるみ&麻耶雄嵩トークイベント」。28日15:00より、ニコニコ動画で生中継。

「“生きること”などほんと、家来どもに任せてしまわれれば宜しい。──ミステリー作家 綾辻行人」 宝野アリカさんの『蜜薔薇、棘薔薇』帯の推薦文です。しまった、梅田の紀伊國屋書店に行った時、探してくれば良かった。栃木の紀伊國屋にはなかったのよねえ。

9月29日 粛々とレポを書いていますなう。

9月30日 イベント、告知三連発。

「鮎川哲也とロシア音楽の夕べ」。30日(木)兵庫県立芸術文化センター・神戸女学院小ホールにて。17:30 開場、18:00 北村薫さん・芦辺拓さん・有栖川有栖さんのトークショー「鮎川哲也とミステリと音楽と」、19:00〜コンサート。全席自由2,500円。リンク先には、この会を企画された有栖川さんの案内文があります。

「花園大学公開講座 ミステリトーク2010」。10月1日(金)13:00 開場、14:00 開演、花園大学 無聖館5階ホールにて。講師は北村薫さん・有栖川有栖さん(連日ですね)。入場無料、申込み不要。平日午後なんで、けっこう穴場かも。お二人のトークは面白くなること必至なので、ご都合つく方はぜひお出かけになってみては。

「人と本を紡ぐ会10周年記念講演会 京極夏彦さん「妖怪」を語る」。10月2日(土)箕面市メイプルホール大ホールにて。13:30 開場、14:00 開演。料金は前売り1,000円、当日1,500円です。

掲示板にて。先日の読書会にて綾辻さんが『奇面館の殺人』進捗状況をなんとおっしゃったか、その展開が面白くて。
「現在、半分くらい」(最初の書き込み)
「半分じゃなくて、四分の一ですから」(梅田にて綾辻さんご本人が)
「四分の一ですかぁ・・・じゃぁ、芦屋の半分発言はなんだったのでしょう・・・」
「「半分にはまだ届かない」とか「半分はまだ見えない」とかだったのかなあ」
「読書サロンに私も参加しましたが、綾辻さんは半分弱と確かにおっしゃってましたね(笑)」
「やっぱ「半分」って言葉はちゃんと本人が出してるわけだよね。ずいぶん大きな「弱」だなあ(笑)」
「なんにせよ、進行中なんですね、それだけで嬉しいです〜」
「「半分」という言葉に嬉しくなりました!!楽しみだなぁ」
「いやだから「半分」じゃなくて「四分の一」‥」
無限ループ?(笑) そうこうしているうちに、半分まで到達したかもしれないし。まあ、気長に待ちましょう。遅くとも来年には新しい館が読めるわけですから(^^)。

9月30日(その2) 

小野不由美最新刊 幻のホラー長編 「ゴーストハント(悪霊)シリーズ」全編リライトで復刊!ですってよ、青猫さん!(りほさん情報ありがとう)

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