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 Ayalist 2010年10月の日記(前半) 

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10月1日 ふにゃ〜、ぼおっとしてる間に、やらなきゃならないことがたくさん!

えっと、まずは綾辻さん情報から。角川のサイトには「10月4日発売」って書いてあったんだけど、すでに店頭に並んでました。わあい! 清原紘さんによる漫画版『Another(1)』です。カバー袖には原作者の言葉もあるよ。ちなみに、全四巻の予定だそうです(先日の梅田情報)。あと、応募券を二枚集めて送ると、見崎鳴の抱き枕が当たるらしいよ。
 

京都大学広報誌「紅萠」第18号に、綾辻さんのインタビュー記事「追憶の京大逍遥「「虚」の世界にちりばめられた「実」」(リンク先PDFファイル)が載っています。一番最後のページね。人形館の裏話も。

これは新聞広告で気がつきました。先の第30回横溝ミステリ大賞受賞作、伊与原新さんの『お台場アイランドベイビー』特設ページに綾辻さんの推薦文が(選評も掲載されています)。「素晴らしい才能の登場を、力いっぱいの拍手で迎えたい。」これって帯にも使われているのかな?チェックしなくちゃ。

掲示板とTwitter、mixiでお知らせした通り、「なまもの!」の大矢博子さんが本をお出しになります。『脳天気にもホドがある。』(東洋経済新報社)、10月21日配本予定です。でもって、不肖mihoro、本文中のイラストを担当させていただきました。拙サイトでも特集ページを近々作る予定ですが、とりあえず今日はバナーだけ(リンク先は、大矢さんの告知ページになってます)。
 

さてさて、先の梅田のイベントからもうじき一週間が経とうとしていますが、レポがまだまだ完成しそうもないので、とりあえずの簡略版をアップしておきましょう。他所の皆さんはとっくに書いていらっしゃるので、そちらにもリンクをば。
「本格ミステリ作家クラブ10周年イベント」「梅田・紀伊國屋書店のHMC10周年記念フェア」(パン屋のないベイカーストリート・戸川さん)
「本格ミステリ作家クラブ10周年記念フェアin大阪」(All people are actors・紅葉さん)
「本格ミステリ作家クラブ10周年記念イベント」「本ミスクラブ10周年記念」(厳格ミステリの聖地・kujiraさん)
「本格ミステリ作家クラブ10周年 記念イベント」(青猫屋敷・青猫さん)
「本格ミステリ作家クラブ10周年記念イベント」(感想四まで)(ラピスへのひとりごと・みけねこさん)
「本格ミステリ作家クラブ 10周年記念フェアレポート(25日)」「同(26日)」(PERFECT PERSONAL WORLD・TOMIY27さん)
他にもいっぱいあったけど、とりあえずはこんなところで。

それでは、本当に抄録ですけど、25日のレポ簡略版、行ってみよー。主に各作家さんの印象・情報をば。
芦辺拓さん。講談師のごとく話術が巧みで司会進行も上手い(けどちょっと話が長いかな)。『ミステリ・オールスターズ』では編集も担当。/我孫子武丸さん。ミステリーランドがついに出るらしい(わあい)。そしてそれが、最後のミステリーランドになるらしい(しょぼん)。『眠り姫とヴァンパイア』(表記は違うかも)/有栖川有栖さん。サインの列が途切れたところを押し掛けると、横にいた北村さんと「バントがどうのこうの」と野球話。サインをお願いすると「なんぼでも書きますよ!なんなら「綾辻行人」と書いてもいいですよ」いやそんな(笑)。11月に短篇集が光文社から出る予定。リレー小説の裏話も面白かったがそれは後ほど。/大山誠一郎さん。遅刻したらしい。『アルファベット・パズラーズ』が、単行本に一編加えて文庫化の予定。トリロジの「切断された五つの首」が解けなくて〜と云ったら、「Ayalistの管理人さんですか?」と云われてしまった(汗)。そういえば、日記でしょっちゅうこぼしてたからなあ、しまった読まれていたか。/佳多山大地さん。白いハンチングをかぶって、可愛かった。司会進行もそつなし。書棚前で辻さんと熱心にお話ししてたなあ。/門井慶喜さん。今回のイベントで一番株を上げたのは、おそらくこの方。話は面白いし、場を仕切れる才も貴重。今頃、各大学のミス研から講演依頼が殺到しているのでは。/鏑木蓮さん。実際にシベリアで抑留されていた経験を持つ年配の方からお便りをもらい、このトリックは実現可能だったのだと確信。サインが猫の絵。/岸田るり子さん。楚々とした美人。でも佳多山さん曰く「イヤ〜な女性の書き方が上手い」。「本人はめっちゃええ人なんですよ!」と近藤さんがフォロー。/北村薫さん。『ミステリびっくり箱』にサインをお願いしたら、「ついでに「宮部みゆき」とも書きましょうか」いえそんな(笑)。/小森健太朗さん。美少女ゲーム(!)『ネメシスの虐笑』を執筆。「地元大阪で、紀伊國屋書店梅田本店は一番利用した書店なので、今日は錦を飾れた気分」/近藤史恵さん。「一生ついて行きます、姐さん!」と思わず云いたくなるようなオーラが。近刊『砂漠の悪魔』は、今までの作品とカラーの違う、ハードボイルド・ノアール風。「大藪春彦賞をいただいたので、それっぽいのを書いてみました」ってそれ、順番が逆のような(笑)。/辻真先さん。関西の友人たちは、辻さんのお話が実に達者で面白いのに、びっくり。そうか、今までのトークショーは関東だけだったものね。牧薩次『郷愁という名の密室』が近々発売に。/戸川安宣さん。お願いしてサインをいただきました。なんと、似顔絵(いしいひさいちさん画)のハンコまで。/西澤保彦さん。髪はだいぶ白くなったけど、ミスフェスの頃とぜんぜん変わらないなあ。やっと出た文庫版『聯愁殺』は、たぶん私が買ったのがあの日紀伊國屋での最後の一冊。/法月綸太郎さん。ミス研時代は「若手潰しの法月」と呼ばれる(詳細は後日)。イベントの最中、サインを待ってる人が大勢いるのに、自分の欲しい本を探して店内をうろうろ。人気作家の自覚はどこ(笑)。/麻耶雄嵩さん。『隻眼の少女』の刊行があと数日早ければサインをいただけたのに!と思った人が何百人いたことか。来年はメルカトルの短篇集も? 最後の挨拶で「隣の我孫子さんが面白いことを云ってくれると思いますので、では。」と、とっととマイクを渡しちゃったのが面白かった。/汀こるものさん。寿司屋の湯呑みのようなTシャツを。「けいおん!!」のカメの飼い方に激怒。「完全犯罪研究部」の二冊目が11月に出る予定。「THANATOSシリーズ」6冊目は年明けの予定。/光原百合さん。阪大ミス研出身、現在は尾道大ミス研顧問。さすが大学の先生、話し慣れてて聴きやすかった。

でもって最後に、綾辻さんの最新情報。先日の読書会はオフレコ話が多くて、行けなかった私らはがっかりだったんだけど、今回はずいぶんとオープンでしたね。漫画版『Another』第一巻が発売、全四巻になる予定。『奇面館の殺人』は、粛々と執筆中。現在四分の一程度(これについては、昨日の日記に「半分」にまつわるあれこれが)。(以下は26日の情報で)『深泥丘奇談』第二集が来年発売、「安楽椅子探偵」は気運が高まれば来年やるかも?、「ミステリ・ジョッキー」は、12月発売の「メフィスト」も休載だが、その次はやりますとのこと。以上です(ぜいぜい)。

10月2日『お台場アイランドベイビー』、帯に綾辻さんの言葉が使われていました。

今日の読売新聞(関西版)に、先月の読書会「よみうり読書芦屋サロン」の記事が載ったそうです。ネット上でもそのうち記事が読めるようになるといいな。

漫画版の『Another』、Twitterで見てると、すごく評判よくて嬉しい。でも、連載を知らなかった人、多いんだなあ。清原紘さんの表紙絵を見て、『Another』綾辻さんのインタビュー時の写真を思い出しましたが、こっちはバラじゃなくってドクロでした(汗)。お、こちらでも話題になってますね、「Another(アナザー)1巻「謎が多く、深すぎるw」原作:綾辻行人」

「【急募】『ダ・ヴィンチ』12月号小野不由美「ゴーストハント」特集アンケート」。締切は10月9日(土)午前10時です。

夜はテレビでフィギュアスケートを観戦。わ、四回転飛んだ!でも「成功したことにびっくりして、次のアクセルを失敗」って(笑)。

10月3日 

読書会というイベントの性質上、掌編の結末を明かしてますので、不都合を感じられる未読の方はご注意を。「第28回 綾辻行人さん「蒼白い女」を語る」(読売新聞 関西版)。

だいぶ前の記事ですけど、「紀伊國屋書店梅田本店がリニューアル ミステリー作家イベントも」。で、その時のレポ(25日だけ)、半分まで書けました。かなり創作入ってますが。ぜいぜい。

10月4日「世にも奇妙な物語」は録画。あとでゆっくり見よう。

うわなんじゃこりゃ。『郭公の盤』PV。牧野修さんと田中啓文さんの共著らしいです。早川書房から11月に刊行予定。

生身の女の子だと、うーん‥、でもちょっと見てみたい気も。西条美咲写真集「人形鏡」
 

「万城目学さんの公開授業に500人ご招待」‥なんだけど、この写真は あずまんだよね? そのうち差し替えてくれるんでしょうか。10月12日(火)必着なので、希望者は急げ〜。あ、万城目さんと云えば、11月に『ホルモー六景』が文庫化!これは待ってました、大好きな短篇集なんですよ。ちなみに『鴨川ホルモー』もよく読み返してます。映画はイマイチだったけど、短篇集のネタまでちゃんと出てくるところは好きだったな。

10月5日 学園祭シーズンですなあ。

ワセダミステリクラブ主催、石持浅海さん講演会。11月6日(土)開場14:00、開演14:30、早稲田大学戸山キャンパス 36号館382教室にて。入場料無料、予約不要。

大谷大学推理小説研究会主催、米澤穂信さん講演会。11月13日(土)開場12:00、開演13:00、大谷大学1号館1405教室。入場料1,000円(当日券のみ。会場は全席自由)、サイン会は先着100名。質問掲示板

関ミス連冬の総会、佐藤友哉さん講演会。12月4日(土)13:00から、立命館大学衣笠キャンパスにて(会場の詳細は後日)。入場料1,000円。質問掲示板

10月6日 しんどいことがあって、一回休み。

 

10月7日「理論社より連絡が。基本的に事業を継続していく方針である、とのこと」。よし、頑張れ〜!

10月8日 鮎川哲也賞の中継があるそうなので、楽しみ。綾辻さんはいらしているのかなあ。

遅くなりました、先日の梅田のレポ、書けました。間違っているところは、教えていただけると嬉しいです。

10月9日 鮎川哲也賞の中継は、バッチリ見逃しました。なんたること!(泣)

辻真先さんのツイートより。「鮎川賞のステージで北村薫さんが、本ミス会員に呼びかけた。30日午後5時をメドに飛び入り歓迎サイン会をやりまーす。神田の三省堂にきてくださーい。早めに本ミス事務局にメールすれば、あなたの本を取り寄せておいてくれまーす。奮ってご参加を!」 まあ!どなたが来るのかな、お楽しみに。でも、イベントは8日17:00で受付終了。申し込んでいなかった方、残念!

大矢博子さんの『脳天気にもホドがある。』、特集ページを作りました。上のバナーをクリックしてね。発売まであと十日ほど、イラストに関する裏話を時々アップしますので、お楽しみに。

10月10日 最近のBGMは「不眠の力」「月蝕グランギニョル」「ブエノスアイレスの冬/春」。イラスト裏話更新しました。

読者参加型犯人当てミステリー、ふじしろやまと『Sの紋章』。まだ地元の本屋で見つかっておりません(ぐすん)。締め切りは2011年1月5日‥ずっと先だと思っていると、すぐ来ちゃうんだよなあこれがきっと。

10月11日 

10月8〜9日のなまもの!日記で綴られている鮎川哲也賞贈呈式パーティーの話を読みながら、私だったら島田さん相手でもひとりで挨拶に行っちゃうだろうなあ(どんだけ身の程知らずなんだ自分)、だって「やらずに後悔するより、やって後悔しろ」がモットーだから(でもそのせいで周りからは顰蹙を買っているんだろうなあ)‥と苦い汗をかいている秋の午後。

町のスポーツレクリエーション大会に出場。4km歩くのは難なくこなしたんだけど、その前に芝の坂を駆け下りたときにくじいた足が、午後になって腫れてきて、歩くのも車の運転をするのも一苦労。うわっふー。

10月12日 さよならパフちゃん(涙)。我が家の子猫も先日五匹が三匹になり、秋の涙雨。

山田風太郎賞、候補作決定。選考会は10月29日(金)、選考委員は赤川次郎さん、京極夏彦さん、桐野夏生さん、重松清さん、筒井康隆さん。
【候補作】綾辻行人『Another』(角川書店)/有川浩『キケン』(新潮社)/海道龍一朗『天佑、我にあり』(講談社)/貴志祐介『悪の教典』(文藝春秋)/森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』(角川書店) 大森さんの予想はこちら

『図説 密室ミステリの迷宮』(洋泉社)に、綾辻さんのアンケート回答が載るそうです(りほさん情報)。うわ、なんだか盛りだくさんな内容の本ですね。

10月13日 角川文庫「山田風太郎全集」帯の推薦文、ここに書き留めておきましょう。

▽戦後大衆文学の巨星のベストセレクション
「なぜ今なお、これほどまでに新しいのか!?」冲方丁(『甲賀忍法帖』)
▽探偵作家クラブ賞受賞の表題作を含む初期ミステリー傑作選
「今なお――否、現代(いま)ゆえにこそ、いっそう香り立つ妖しき探偵小説(ミステリ)の華々。」綾辻行人(『虚像淫楽』)
▽綺羅星のごとき明治の俊傑たちを活写した山風明治小説の白眉
「元江戸南町奉行と警視庁の対決を借りてこれほど見事に日本近代化の陣痛を描出した作品はない。」森村誠一 (『警視庁草紙』)
▽山風ミステリの幅広さを味わえる傑作選、待望の文庫化!
「山田風太郎を読めば、人生がより楽しく豊かになります。もうご存知でしたか?」有栖川有栖( 『天狗岬殺人事件』)
▽戦中と戦後を知る天才だからこそ書けた、奇跡のミステリ長編
「肉声よりも肉声に近い叫びを聞いてみたい人たちへ。」道尾秀介(『太陽黒点』)

10月14日 つ、疲れた‥。

昨日夕方、『奇面館の殺人』刊行時期に関する情報がTwitter上をつむじ風のように走り回り、必死にあちこち調べたけどソースが分からず、一番最初にその情報を書いた人とは連絡が取れず、PCの前に貼り付いて何時間も過ごしたため、くたくたなり。いやはや、つぶやきの正誤と関係なしに、RT(リツイート、気になる他人の発言を自分から再発信して広めることが出来る機能)されて今なお、ぷすぷすと広まり続けています。いいのかなあ。ま、いつかは出るんだからいっか(笑)。12月になったらランキング本に今後の予定が載るから、ちゃんと分かるだろうし。あ、その前に今月末のイベントで著者本人に訊けばいいのか。(ええと、その後この件に関しては進展があった(書き込んだ大元の人と連絡が取れた)のですが、刊行時期に関しては情報元がきちんと公開できる時点になってから、サイトに書くことにしますね。)

6回の落選経験がある島田雅彦さんが芥川賞選考委員に(朝日新聞)。てっきり既受賞者が選考委員を務めるのかと思いきや、そうではなかったんですね。これはでも、いいことですよね。期待しましょう。直木賞のほうは、伊集院静さんと桐野夏生さんが加わるんだそうです。
そう云えば、この間の芥川・直木賞の選評について、感想を書きはぐっていたような。いや、別に大したことじゃないんですけどね。シンちゃん、相変わらず日本語が間違ってます。「潔よさ」って‥“いさぎ”が“よい”ことだと思ってるのかしらん。正しくは「潔い」ですよ。っつーか、ワープロで変換したら「潔よさ」とは絶対ならないよね。手書きで選評書いてるのかなあ。
ジュンちゃんも、今回も文句たらたらです。ちょっと引用すると「作家たるもの、もう少し異様なまでの愛欲にまみれるとか、それなりの特殊な体験にどっぷりつかり、そこからたしかなリアリティーをえぐりだして書くものだ」。いやあ、おそれいりました。皮肉でもなんでもなく、ジュンちゃんはこのまま一生、小説とはかくあるべきとの信念を持って読み、書いて行かれればよろしいのではないでしょうか。だって小説観は人それぞれ、他人がとやかく云うことじゃないと私は思うもん。でもそれだと、賞なんて作品に優劣つけるような行為自体がどうなのよ、ってことになっちゃうんだけどねー。

10月15日 この「麻」は麻耶さんかな

1988年生まれの京大生が語る『十角館の殺人』。「社会主義ってなんやねん」とか「折原一の発音はそれでいいのか」とか、まあいろいろツッコミどころもあるんですが、若い人に今なおこうやって読み継がれているのは、すごいし嬉しいなあと。

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