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| 北：だってネタばらせないからそう言うしかない。ポストとか本棚とかの流れでしょ？ 有：すごい会話（笑）。 ★ 北村薫＆有栖川有栖（北村薫『ミステリ十二か月』「全身本格」対談より） |
| そして地味な捜査が続く‥‥スルメですから。 ★ 有栖川有栖（北村薫『ミステリ十二か月』「全身本格」対談より） |
| いやなんでもいいよ、クイーンって書いてありゃ何が書いてあったって。 ★ 北村薫『ミステリ十二か月』「全身本格」対談より |
| 日本人は、万物に霊魂を見出す感性を持つためか、ロボットに対するアレルギーが、ほとんどないんです。（中略） 排斥運動が起きるどころか、各班のロボットに名前を付けて可愛がるという、欧米では考えられない光景が見られました。 貴志祐介『硝子のハンマー』より |
| 「途中止めしたら、絶対正解にはたどり着けないんだよ」 小川洋子『博士の愛した数式』より |
| 自分にできるのは、ほんのちっぽけなことに過ぎない。 自分ができるのならば、他の誰かにだってできる。 小川洋子『博士の愛した数式』より |
| よく聞け。道を極めると書いて極道だ。 ★ 高野和明『幽霊人救助隊』より |
| 人間は決して矮小な存在ではない。その逆だ。持って生まれた器が大きすぎて、外縁までたどり着くのに大変な努力を要するのだ。 ★ 高野和明『幽霊人救助隊』より |
| 俺たちは最強の家族だ 伊坂幸太郎『重力ピエロ』より |
| 楽しそうに生きてればな、地球の重力なんてなくなる 伊坂幸太郎『重力ピエロ』より |
| 人間は、目に見えないものを本当には理解できない動物なんだ 小路幸也『そこへ届くのは僕たちの声』より |
| 父さんは人間という動物のいいところは、わからないことを知りたいと思うところだって言ってた。 それが人間の文明とか文化の根源だって。 小路幸也『そこへ届くのは僕たちの声』より |
| インターネットで本を買うのは便利でしょうけど、やっぱり自分の足と、目と、手で本を探したいですね。 ★ 北村薫 本格ミステリ作家クラブ「執行会議メンバー・今月の一言（2005年3月）」より |
| 一言でいうと、小説は強い。鉄壁といって良い。耐久性に優れているのである。 これでは「書いた者勝ち」ではないか、とさえ思ったほどである。 森博嗣『工学部・水柿助教授の逡巡』より |
| 読書という体験の面白いところは、その時の自分が反映されることに尽きる。 小説自体は変わらなく存在するが、読み手の変貌につれて、小説世界は様相を変えるのである。 桐野夏生『白蛇教異端尋問』より |
| 私の腸はこんなです。みっともないでしょう、気持ち悪いでしょう、 でも思いがけずたくさん腹の中に詰まっていたし、色も綺麗じゃないですか。 あなたのも中身はきっと似たようなもんですぜ。 桐野夏生『白蛇教異端尋問』より |
| 「心意気さえあれば、どんな場所でも、人間は多くのことを学べるものですよ」 川上弘美「センセイの鞄」より |
| 理解も誤解も、言葉から生まれるのです。 緑川聖司『晴れた日は図書館へいこう』より |
| 何かの終わりは、いつだって何かの始まりなのだ。 ★ 恩田陸『夜のピクニック』より |
| 『十中八九』では不足です。ひとりの人間を殺人犯として警察に告発するという行為は、 限りなく百パーセントに近い確信がなければできるものではありません 東川篤哉『館島』より |
| なにも読まなければ駄作とは出会いませんが、だれがそんな人生を望むでしょう。 ★ 海燕「Something Orange」より |
| 数ばかりに追われるつもりはないんだけど、多く読むにこしたことはない。一生のうちに読める本は限られているんだから。 頑張って読めば良い本に出会う可能性も高くなるというものです。 ★ matsuo「みすらぼ日記」より |
| 僕みたいなサラリーマンが事件に遭遇したら……社会正義の実現よりも、何とかこの場を収めようという発想になると思うんですよね。 石持浅海 読売新聞インタビューより |
| 株主でないファンがいるのだし、ファンでない株主もいるのです。 ★ パン屋のないベイカーストリートにてより |
| 瞬間の集積が時間であり、時間の集積が人生であるならば、私はやっぱり瞬間を信じたい。 SAFE でも SUITABLE でもない人生で、長期展望にどんな意味があるのでしょうか。 ★ 江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』より |
| 個性と云うのは個人が作り上げるものではなく、社会の中で不可抗力的に出来上がってしまう仮面のことなのだよ ★ 京極夏彦「面霊気」（『百器徒然袋 風』収録）より |
| あたしって変わってんのかなあ みんなはあたしと同じこと考えたりはしないのかな‥ ★ 日渡早紀『星は、すばる。』より |
| 木更津は川面に浮かぶ藁らしい。 ★ 麻耶雄嵩『名探偵 木更津悠也』より |
| 小説の読み方は人それぞれだし、「読者への挑戦」は本格ミステリならではの遊び心と 稚気の産物だと思うから、メモをとりながら犯人当てを楽しむ人を否定する気はない。 ただ、「本格ミステリはそう読まなければならない」と言われると、首をかしげたくなるだけ。 ★ 殊能将之「mercy snow official homepage」より |
| ニューヨークに生きる者の誇りね、そして生きる力。摩天楼……、それは星に向かって昇っていこうとする者への言葉。 ★ 島田荘司『摩天楼の怪人』より |
| 綾辻ミステリは、洗練された入り口であり、原点にして頂点なのだ。 辻村深月 綾辻行人『鳴風荘事件』解説より |
| 不自然な言葉遣いを続けていると、人間関係はおかしくなる。 ★ 伊坂幸太郎『チルドレン』より |
| 「愛せないと思い込んでいるからツマラない観方しかできない」んじゃないんでしょうか。 ★ 京極夏彦「大極宮 厨子王の逆襲」より |
| すべて思い通りにいく人間なんていないわ。それが人生よ。 ★ 女子フィギュア銅メダリスト イリーナ・スルツカヤ |
| 行動を起こすこと、自分でたしかめることが大切なんだよ。 歌野晶午『魔王城殺人事件』より |
| 悲しみというものは、生き残るための本能なんだよ。 だから辛いときにじっとして、なんにも手につかなくなるのは、けして君のせいではない。 桜庭一樹『少女には向かない職業』より |
| 不幸をウリにするなんて下品だってこと。 ★ 桜庭一樹『少女には向かない職業』より |
| 誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけがない。 ★ 伊坂幸太郎『ラッシュライフ』より |
| 名探偵は、事件を解決しつづけなければならない。 ★ 伊坂幸太郎『ラッシュライフ』より |
| 「嫌なことやら辛いことってのは、頭に詰まってるんだよ」 伊坂幸太郎『ラッシュライフ』より |
| 僕はそれ以来、人間は必死になれば、たいていのことはできる、と楽観的に信じている。 「ありえない」と否定的に物事を見る人間の大半は、自分で何かを成し遂げたことのない者だ。 ★ 伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』より |
| 「飽きたり、嫌になったり、怖くなったりする前に、思いついたことは、すぐにやったほうがいいわよ」 ★ 伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』より |
| 「悩んでいる暇があったら、さっさと終わらせてしまいたいっていう性格なの」 伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』より |
| 「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」 伊坂幸太郎『チルドレン』より |
| ひどい本を読まされて憤慨するのは勝手だが、ひどい感想文を読まされて憤慨する人のことも少しは考えてみよう。 ★ 安眠練炭「一本足の蛸」より |
| 考えなさい！考えなさい！ ★ 舞城王太郎「ピコーン！」より |
| 正しいことが人をいつも幸せにするとも限らない 伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』より |
| 読んだ人が思わず辺りを見回し、血が騒ぎ、心臓が高鳴るようなそんな恐ろしい話を、です。 メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』序章より |
| 本格推理小説が好きである。世間では馬鹿にされることも多いのだが、あれは歌舞伎と同じで、あくまでも様式美を愛でるべきものなのである。 「鏡獅子」に対してあんな動物いない、とかリアリティがない、と言ってもしょうがないのと同じである。 ★ 恩田陸「小説以外」より |
| 幸せは 歩いて来ない だから走って取りに行け！ ★ 『ケロロ軍曹』より |
| クリコちゃん、キヤイ。 ★ 玖保キリコ『いまどきのこども』より |
| 人殺しの家は人殺しの顔をしている。詐欺師の家は詐欺師の顔をしている。 ★ 宮部みゆき『模倣犯』より |
| 嘘をつくのは易しい。難しいのは、ついた嘘を覚えておくことだ。 ★ 宮部みゆき『模倣犯』より |
| 最初から頼りがいのある人間なんていない。最初から力のある人間なんていない。 誰だって、相手を受け止めようと決心したそのときに、そういう人間になるのだ。 宮部みゆき『模倣犯』より |
| 人には教育欲がある。一度きりの人生に自信がないものだから、他人に先生面をして、安心するのだ。 伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』より |
| 変わった動物は保護されるのに、奇妙な人は排除されるとは可笑しなものだ 伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』より |
| 人を殺したいなら、志願して戦場に行けばいいんだよ。 ★ 伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』より |
| 生を得るとはそういうことではないのですか？ そのはじまりから終りまで、覚悟と犠牲を必要とする ★ 恒川光太郎「風の古道」（『夜市』所収）より |
| 私らぐらいになるとねえ、このぐらいの赤ん坊の泣き声は、鈴の音みたいに聞こえるよ。 ★ 西原理恵子『毎日かあさん 背脂編』より |
| 正直、我ながらカッコいいと思います。 ★ 東野圭吾 本格ミステリ大賞 受賞の記者会見より（ホントにカッコ良かったですよ〜） |
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