イースターエッグ No.3

★ ★  ひかりのことのは  ★ ★

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「あい」
荻原浩『押入れのちよ』より

わたしは、そもそも多数決から一番遠いところから生まれるのが、文学なんじゃないかなとかって思ってるんです。
大森望×豊崎由美「文学賞メッタ斬り!リターンズ」より

オカンの人生は十八のボクから見ても、小さく見えてしまう。それは、ボクに自分の人生を切り分けてくれたからなのだ。
リリー・フランキー『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』より

「だからこうやって 片眼を塞いでちょうどいいのよ」
日渡早紀「そして彼女は両眼を塞ぐ」より

「なんだか──今はちょうど、ジャンプの前 かがみこんで、力をためてる状態だって感じがする」
 「ふうん。シャールがよくやる、うずくまりポーズに似てるな‥‥」
 成田美名子「エイリアン通り」より

うつし世はゆめ よるの夢こそまこと
 江戸川乱歩

想像して。昨日できなかったことも、今日はわからない。
 米澤穂信『ボトルネック』より

成功も失敗も、いまこのとき、自分の体ひとつで生みだすものだ。
だから楽しく、苦しい。そして、このうえもなく自由だ。
 三浦しをん『風が強く吹いている』より

「ウルトラの星」と同じで、見える人には見えるんですよ、本格の星は。
 杉江松恋「杉江松恋は反省しる!」より

『あなたは何? 本当は紙石鹸でできたお人形さんなんじゃないの』
 綾辻行人「人形」より

「本当でも嘘でも、かまわない。そんなことはどうでもいいことだ」
 森見登美彦『きつねのはなし』より

「時間は何も解決しませんよ。甘えないで下さい。何もしないままで、何が変わるというのですか」
 日向まさみち『本格推理委員会』より

そーよねっ! たまにゃ、とっぴんしゃんな女の子を好きになる奴もおるわなっ!!
 山口美由紀『おんなのこ季節』より

すき焼き終了後、俺が七年かけて録り貯めた「まさしミュージックフェア・コレクション」を鑑賞した。
 万城目学『鴨川ホルモー』より

「いちいち何のためにとか思いながら自分のやることを決めるの?自分がそれをやりたいかどうかが大事なんじゃないの?」
 三崎亜記『失われた町』より

「一所懸命に生きなくていいですから、ただ存在していましょう!」
 高野和明『幽霊人命救助隊』より

『ベルカ、吠えないのか?』は犬の話。──脱力しましたよ、このひと言を読んだときには。
 大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!受賞作はありません編』より

「音楽なんか無駄なんじゃ。ほいじゃけえこそ、いつまでも輝いとる」
 津原泰水『ブラバン』より

「人間というのは、眩しい時と笑う時に、似た表情になるんだな」
伊坂幸太郎『死神の精度』より

「ここは──清らかなるべき場所です」「そうですねえ。実に掃除が行き届いている」
 京極夏彦『狂骨の夢』より

「信仰と云うのは──」「信じることです。解ることではない。彼等は信じていたのです」
京極夏彦『狂骨の夢』より

夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。  綾辻行人『Another』より

面白い本の書評は「読め」の2文字で終わりにしたいですよね。もしくは「楽しいよ」とか。感想ってそういうものですよね。
 三浦しをん「角田光代・三浦しをんトークショー@東京国際ブックフェア」より

「この世の全ての出来事を人間の理知だけで解釈できると断じるのは、人としての驕りである。
かといって安易に不可解な現象そのものを受け入れてしまうのは、人として余りにも情けない」
 三津田信三『山魔の如き嗤うもの』より

人間にとって大切なこととは何でしょう。思うにそれは偉くなることでもありませんし、ましておカネでもない。そんなものは何でもない。
(中略)私はどれだけたくさん人生に感動を覚えることができるかが、いちばん大切なことではないかと思っています。
 山田正紀『雨の恐竜』より

大人になる必要など、少しもなかったのだ。  浅暮三文『10センチの空』より

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